アリストテレスの考え方【素人がわかりやすく解説してみた】

哲学

プラトンが理想的な世界を考えたのに対して、アリストテレスは現実的な思考の持ち主でした。アリストテレスは現実の世界を生きる私たちに役立つ知識をたくさん残してくれました。

「素人がわかりやすく解説してみた」シリーズのリンク集は以下の記事になります。

万学の祖アリストテレス

アリストテレスは哲学だけでなく、生物学、倫理学、政治学など、現実を生きる私たちに役立つ様々な学問の基礎を築いた人です。そのため万学の祖と呼ばれています。

アリストテレスは科学的な思想を持ち合わせていたため、目で見えるものや手で触れられるものを重要視しました。

プラトンは理想的な世界(イデア界)に真の正しさが存在すると説きましたが、現実の世界に生きる私たちはイデア界を見たり聞いたりすることが出来ません。

アリストテレスは私たちが生きる現実世界の中に真の正しさが存在すると考えました。高い所にあるものが下に落ちるように、種を植えると花が咲くように、太陽が昇って沈むように、自然界の秩序の中に真実が存在すると考えたのです。

この考え方は現代の私たちが聞いても納得できるものですよね。私たちは実際に目で見たり手で触れられるものを信じたい生き物です。

中庸-バランスをとって生きなさい-

アリストテレスは現実の世界を生きる私たちに役立つ知識を沢山残してくれました。

中庸という考え方もその一つです。因みに私はこの考え方が大好きです。

中庸とは簡単に言うと、バランスを取って生きなさいということです。

分かりやすくするために例を挙げると、理想だけでなく現実も見なさい、ポジティブだけでなくネガティブも大切にしなさい、などなどです。

私の経験上、常に理想ばかりを追い求めて生きていると上手くいかないことが多いと思います。人はいつもポジティブであるべきだ、と考えてそのように行動していると疲れてしまうし、また気づかないところで他人を傷つけてしまっていることがあります。

ソクラテスやプラトンが教えるように理想的な生き方を追い求めることはもちろん重要なことだと思いますが、同時に私たちが実際に生きている現実世界を見つめながら、常にバランスを探して生きることが、現実の世界で生きる私たちの最善な生き方ではないでしょうか?

観想-真理に思いを巡らすことが最高の幸福である-

アリストテレスは人の生き方を大きく3つに分けました。

一つ目が快楽を追求する生き方、二つ目が地位や名誉を追求する生き方、三つ目が真理を追究する生き方です。

先ほど「中庸」という考え方を紹介しましたが、快楽を求めすぎても人は幸せになれず、地位や名誉を求めすぎても人は幸せにはなれないと考えました。

三つ目の生き方である真理を追究する生き方こそが最も幸せな生き方であると考えたのです。

プラトンはイデア界に、アリストテレスは現実世界に真理があると考えました。お互いの考え方は異なりますが、真理を追究している点は同じです。人はどのように生きるべきか?世界はどのように成り立っているか?などについて考えることは、そのこと自体が幸せであると言えるのですね。

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