電験三種の勉強方法【電気知識0の私が独学で合格した方法】

電気主任技術者

<結論>

この方法で勉強すれば電気知識0からでも合格できます。

<こんな方の悩みを解決する記事です>

  • 電験三種に合格したい
  • 電気知識0からでも大丈夫?
  • 社会人なので勉強時間があまりとれない
  • 効率的に勉強を進めたい

<この記事について>

私は電気知識0から電験三種/電験二種に合格しました。電験は難関資格です。社会人として働きながら合格するのは非常に大変ですよね。私が様々な試行錯誤をする中でたどり着いた効率的な勉強方法を紹介していきます。

電験に関する記事は以下にまとまっています。

是非とも合わせてご覧ください。

電験三種の勉強方法

いきなり過去問を解き始める

まずはいきなり過去問にチャレンジすることをおすすめします。

これ抵抗感があってできない人が多いと思います。私も最初はそうでした。

最初は0点でも構いません。

どうしても過去問に抵抗がある方は、問題と解答を読むだけでも構いません。

「最終目標」を感覚的にでも知っておくことは非常に意味があります。

私はこれが出来なかったので、無駄な回り道をしたと後悔しています。

過去問1年分だけでもいいので、だまされたと思って取り組んでおきましょう。

過去問はネットで検索すれば無料で閲覧できます。

またいずれにしても過去問は必須なので、先に購入しておいても良いでしょう。

以下の記事に電験三種のおすすめ参考書をまとめているので、合わせてご覧ください。

もしもこの時点で過去問が解ける、もしくは解答解説が理解できるならば、このまま過去問だけで合格できる可能性が高いです。

大きな書店に行けば過去問10年分~15年分を購入できます。

これを満点が取れるまで何度も繰り返しましょう。

参考書で知識を増やす

最初に過去問を解こうとしても全く解けない方が大半だと思います。

そんな方は電験三種の参考書を購入しましょう。

初学者の方におすすめの参考書は「電験三種Newこれだけシリーズです」

読み方は二通りあると思います。

  1. 過去問を解きながら、解答解説が理解できない所を参考書で補う
  2. まずは参考書を読破し、過去問にとりかかる

これは個人の好みで選択できますが、私は1の方法がお勧めです。

ただ参考書を読んでいても、どこが重要な内容なのか分からないことが多いです。

過去問と一緒に参考書を読むことで、特に重要な内容が理解できます。

(例)「この内容は過去問によく出てくるから要チェック!」みたいな感じです。

参考書を組み合わせることで過去問が解けるようになりそうであれば、この方法で合格まで行けます。過去問を繰り返し解くごとに内容理解が深まるならOKです。

科目ごとの対策

電験三種には4科目(理論/電力/機械/法規)の試験があります。

全ての試験で6割以上の点数を取る必要があります。

理論

まずは理論から勉強することをおすすめします。

理論は電気を学ぶ上での基礎であり、残り3科目を理解するのに役立つからです。

しかし多くの方にとっては理論が一番難しいと感じるかもしれません

その理由は数学力不足にあります。

理論は数学の知識が必要ですが、多くの方は数学が苦手ですよね。

因みに私は大学生時代に数学の基礎を学んでいたので、理論が一番簡単だと感じました。

ここは人それぞれだと思います。

理論は計算重視であり残り3科目と比較しても暗記する量が少ないです。

そういう意味でも最初に学習するのがおすすめです。

暗記科目を最初に学ぶと、試験の時までに忘れてしまいますしね。。

理論の勉強方法は別の記事で詳しく解説します。

また理論を学ぶためには数学の知識も必要です。

機械

2番目に機械を勉強することをおすすめします。

この科目は計算半分、暗記半分といった内容です。

個人的には一番難しいと感じた科目です。

機械の構造が頭でイメージできないと理解に苦しみます。

実際に電気設備をいじった経験があれば有利だと思います。

参考書を読んでも理解できなければ、動画で学習することをおすすめします。

私は電気設備の構造がイメージできなかったので、Youtubeで電気設備が動く様子を視聴しました。

もしもお金に余裕があれば、オンライン講座の受講もお勧めです。

機械の勉強方法は以下の記事で解説しています。

電力

3番目に電力を勉強することをおすすめします。

この科目は計算3割、暗記7割といった内容です。

理論と機械を乗り切ることができれば、あとは努力で何とかなります。

因みに個人的には機械の次に苦戦しました。

こちらも実際の電気設備の様子がイメージできると有利です。

実際に電気設備を扱う現場で働いている人が有利ですね。

こちらも適宜動画を視聴することで理解の助けにしましょう。

暗記科目的な側面が強いので、電気設備の構造がイメージできなくても、全て暗記して力技で合格点を取ることも可能です。

私も内容が理解できない所は無理やり暗記しました(笑)

電力の勉強方法は以下の記事で解説しています。

法規

最後に法規を勉強しましょう。

この科目は計算1割、暗記9割といった内容です。

機械や電力の知識があると、理解が深まります。

暗記科目と割り切って、ひたすら覚えましょう。

この科目はとにかく量をこなしておくことが、得点アップにつながります。

問題を解くのに時間がかからないので、出来るだけ多くの過去問にあたりましょう。

電験三種の過去問では足りない場合は、電験二種の過去問にあたることをおすすめします。

私は電験二種の過去問にも手を出しました。非常に効果的だったと感じています。

法規の勉強方法は以下の記事で解説しています。

注意点

ここまでに紹介した勉強方法を実行できない方もおられると思います。

私も電気知識0からのスタートだったので非常に苦労した経験があります。

そんな方のために、以下の方法を提案します。

オンライン講座の受講

結構おすすめの方法です。

オンライン講座は高いものから安いものまでありますが、最も安い部類に入るのはJTEXです。

式サイト:JTEX

市販の参考書や過去問を買い集めることを考えると、結局オンライン講座の方が安く済む可能性もあります。

電験の勉強に時間をかけたくない方におすすめです。

オンライン講座に興味のある方は、以下の記事も参照ください。

専門書を読む

少し遠回りになりますが、費用の掛からない方法です。

電気知識0から学び始める場合、電験の参考書では理解できない可能性があります。

そんな方は各分野の専門書にあたることをお勧めします。

専門書なので詳しく書かれていますが、電験の出題範囲外の内容も含みます。

時間効率は落ちますが、内容をしっかりと理解したい方にお勧めです。

おすすめの専門書は科目別対策の記事で解説しています。

最後に

電験三種は難関試験ですが、資格取得すれば電気のスペシャリストになれます。

時間はかかると思いますが、少しずつで良いので頑張りましょう。

電験関連の記事は以下にまとめていますので、合わせてご覧ください。

この記事を最後までご覧下さりありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました