【存在と時間】ハイデガーの思想を素人が解説してみた【実存主義】

哲学

ハイデガーの言葉は現代を生きる私たちにも突き刺さると思います。限られた人生をどのように生きるかは自分次第です。自分の夢実現に向けて貴重な時間を使っていきませんか?

「素人がわかりやすく解説してみた」シリーズのリンク集は以下の記事になります。

存在と時間-人間本来のあり方は何か

ハイデガーは今から100年ほど前のドイツの哲学者です。

ハイデガーはキルケゴールと同様に実存主義を唱え、人間の個性について考えた哲学者でした。

ハイデガーは、そもそも人間が存在する意味とは何かについて独自の思想を展開しました。

人間はただ肉体としてそこに存在するものではなく、未来に向かって自分の目指す人生を実現していく存在であると考えました。

人間は様々な他者や出来事に出会う中で、自分の望む未来は何かと考え、それを実現していく存在なのです。
ハイデガーの考え方は現代を生きる私たちにも受け入れられやすいのではないでしょうか?

人間はただ生きるために生きている、もしくは生まれながらに未来が決まっていると考えてしまうと楽しくないですよね。

先の見えない未来に向かって、自分の人生を実現するために生きていく方が楽しそうだなと思います。人は自分の願った通りの自分になることができる。私は実存主義の考え方が大好きです。

死への存在

ハイデガーは、人間は未来に向かって自分の夢を実現するために生きる存在であると説きましたが、誰しもその先には死が待ち受けています。

ハイデガーは人間を「死への存在」と考えました。

人間は無限の可能性を持っているのではなく、有限の時間の中で生きる存在なのです。

人間は未来に「死」が待っていると考えると不安な気持ちになります。

死への不安から目をそらす私たち

人間は死への不安を紛らわすために世間の中に紛れ、対して重要ではない噂話や暇つぶしをして時間を無駄にしているとハイデガーは主張しました。
人間の生きられる時間は限られているのだから、自分の人生を実現するため重要なことに時間を使うべきです。

しかし人間は自分が死ぬという事実から目を背け、なんとか気を紛らわそうとして無駄な時間を過ごしているのです。

ハイデガーは言います。私たちはいずれ死ぬという事実から目をそらさず、それを直視しなければならない。その事実を受け入れた上で、自分の限られた時間をどのように使っていくか考えなければならない。自分の人生がどうなったとしても、それは自分自身の責任である。自分の人生に責任を持つことができた時、個人は本当の個性を獲得することができる。
ハイデガーの言葉は現代を生きる私たちにも突き刺さると思います。

限られた人生をどのように生きるかは自分次第です。

自分の夢実現に向けて貴重な時間を使っていきませんか?

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