有機金属化学のおすすめ教科書/参考書【京都大学で使用したもの】

化学

<こんな方の悩みを解決する記事です>

  • 有機金属化学を学びたい
  • おすすめの教科書を知りたい

<この記事について>

京都大学工学部工業化学科卒の私が使用した有機金属化学の教科書を紹介します。有機金属化学は大学院で学びました。有機化学と無機化学の知識があると理解しやすいです。

くんたらす
くんたらす
  • 独学で京大に現役合格
  • 京大院卒の研究者
  • 専門書1000冊読破
  • 国家資格を多数取得

化学のおすすめ教科書は以下の記事にまとめています。

この記事では教科書/参考書という言葉を使い分けています。

  • 教科書・・・講義で使用するもの
  • 参考書・・・講義で使用しないが、学生の理解を助けるもの

有機金属化学のおすすめ教科書/参考書

有機金属化学は、本格的な有機化学や無機化学の教科書に少しだけ記載されています。

専門的な科目なので、研究室に配属されてから学ぶ人が多いです。

有機金属化学は将来化学を専門にするなら必ず学んでおきたい科目の一つになります。

有機化学や無機化学の知識があると理解しやすいですが、必須ではありません。

有機化学と無機化学の美味しい所を集めた非常に面白い学問です!

有機金属化学 (化学の要点シリーズ 6)

著:垣内 史敏, 編集:日本化学会
¥1,870 (2023/02/13 07:18時点 | Amazon調べ)

京大理学研究科(大学院)で使用する参考書です。

さいしょのとっかかりとしておすすめです。

有機金属化学: 基礎から触媒反応まで

著:山本 明夫
¥5,280 (2022/08/27 21:20時点 | Amazon調べ)

京都大学大学院で使用する参考書です。

有機金属化学を専門とするなら必ず目を通しておくべき名著です

初心者から上級者まで全ての人が満足できる本です。

有機金属化学の教科書に迷ったら、とりあえずこの本を読んでおきましょう。

(昔の本なので少し堅苦しい感じはあります)

有機金属化学 (錯体化学会選書)

著:浩, 中沢, 著:耕太郎, 小坂田
¥8,555 (2022/08/27 21:25時点 | Amazon調べ)

京都大学大学院で使用する参考書です。

先に紹介した参考書はややお堅い印象ですが、こちらはもう少しとっつきやすくなっています。

先に紹介した参考書が合わないと感じた方は、こちらの参考書を読んでみると良いです。

有機金属化学 (化学マスター講座)

著:榮, 植村, 著:正浩, 村上, 著:幸一郎, 大嶌
¥3,300 (2022/08/27 21:29時点 | Amazon調べ)

京都大学大学院で使用する参考書です。

今回紹介する教科書/参考書の中で一番読みやすいです。

とりあえず有機金属化学の全体像をさらっと眺めたい方にお勧めです!

ハートウィグ 有機遷移金属化学

著:JohnF. Hartwig, 翻訳:三四郎, 小宮, 翻訳:宗隆, 穐田, 翻訳:伸治, 岩澤
¥9,020 (2022/08/27 21:33時点 | Amazon調べ)
著:JohnF. Hartwig, 翻訳:三四郎, 小宮, 翻訳:宗隆, 穐田, 翻訳:伸治, 岩澤
¥9,240 (2022/08/27 21:33時点 | Amazon調べ)

京都大学大学院で使用する参考書です。

有機金属化学の専門家であれば全員が知っているような本です。

有機金属化学の辞書的存在です。

とりあえず手元に置いておくだけでも役立つと思います。

有機合成のための遷移金属触媒反応

著:辻 二郎, 編集:有機合成化学協会
¥3,190 (2022/08/27 21:38時点 | Amazon調べ)

京都大学大学院の教科書/参考書ではありませんが、良い教科書だったので紹介しておきます。

もっと有機金属化学を学んでみたい!という方は目を通しておくと良いです。

有機遷移金属化学

著:文幸, 小澤, 著:久雄, 西山
¥8,859 (2023/02/13 18:25時点 | Amazon調べ)

京大工学研究科(大学院)で使用する参考書です。

上級者向けの本です。

最後に

有機金属化学は有機系の学生であれば是非とも学んでおきたい学問です。

因みに有機金属化学は「錯体化学」とも深いつながりがあるので、合わせて確認しておきましょう。

もはや有機金属化学の知識無しには有機化学を語ることはできません!

有機化学や無機化学の知識が無くても、一応読みこなすことはできます。

とても面白い学問なので、楽しんで下さい!

この記事を最後までご覧下さりありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました