【素人が解説】プロタゴラスの哲学【人間は万物の尺度である】

哲学

今回は「人間」や人間の集まりである「社会」について考えていきます。人間はどのように生きるべきでしょうか?社会はどうあるべきでしょうか?今から2500年ほど前の哲学者であるプロタゴラスの思想を辿ってみましょう。

「素人がわかりやすく解説してみた」シリーズのリンク集は以下の記事になります。

古代ギリシャ:正しいって何?

人間はどのように生きるべきか?

正しく生きるべきです。

それでは「正しい」とはなんでしょうか?

今から2500年ほど前、古代ギリシャでは民主政治が行われていました。今の日本と同じですね。

民主政治では多数決が行われ、多数の人が正しいと言ったことが正しいことになりました。

古代ギリシャでは多数の人から賛成してもらうため、上手に話せることを目指していました。

本当に正しいかどうかではなく、多くの人に正しいと思わせることに力を入れていたのです。

そんな中「ソフィスト」というお話が上手な先生が現れます。

プロタゴラス:人間は万物の尺度である

そんな時代にプロタゴラスというソフィストが現れます。

彼は「人間は万物の尺度である」という名言を残しています。

絶対的な「正しさ」は存在せず、自分が正しいと思った、もしくは多くの人が正しいと考えたことが「正しい」という主張です。

あなたはどう考えるでしょうか?

私はプロタゴラスの主張に賛成です。

例えば世界にあなた一人しかいないと考えてみましょう。

あなたが正しいと考えたことは正しいですか?間違っていますか?

もしも絶対的な正しさが存在するとしても、あなたがそれに気づかなければ意味がありません。

あなたが正しいと考えたことは正しいといえるのではないでしょうか?

人は正しさを求める

プロタゴラスの主張は人々を混乱させることになりました。

人によって正しさが違うといわれると、一人ひとりが自分の正しさを信じてバラバラになってしまいますよね。

そんな中ソクラテスという有名な哲学者が現れます。

彼は人間や社会には絶対的な正しさがあると主張しました。

人は絶対的な正しさに沿って生きるべきだと説いたのです。

それでは絶対的な正しさとはなんでしょうか?

彼の思想を辿ってみましょう。

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