<こんな方の悩みを解決する記事です>
- 教養人になりたい!
- 世界文学は何を読めばよいの?
世界文学に対する心構え
大前提として、「読まなければいけない本」は存在しません。
「読まなければいけない」という心構えがあると、どうしても速読してしまいがちです。
「世界文学を読んだ」という結果だけを求めると、大切なものを見逃してしまう可能性があります。
本来読書は「読みたいものを読めばよい」のです。
ゆっくりと時間をかけて読んでもいいし、何回も繰り返し読んでも構いません。
本屋に行って、直感で選んだ本を読んでみるのも楽しいですよ。
世界文学は何を読むべき?
とはいえ、読書経験が浅いと「何を読むべきか?」に固執してしまいがちです。
私も実際そうでした。
まずは「世界文学の全体像を把握した」という満足感を得る必要があります。
世界文学を読みほどく
この本では、以下の世界文学について解説してくれます。
- パルムの僧院
- アンナ・カレーニナ
- カラマーゾフの兄弟
- 白鯨
- ユリシーズ
- 魔の山
- アブロサム、アブロサム!
- ハックンベリ・フィンの冒険
- 百年の孤独
- 静かな大地
- 競売ナンバー49の叫び
どれも大作なので、実際に読もうとするととても大変です。
この本を読めば、これら大作の全体像を網羅できるのでお得です。
もしも気になる世界文学があれば、実際に読んでみるのもありです。
世界文学大図鑑 三省堂大図鑑シリーズ

有名な世界文学が網羅された図鑑です。
世界文学を広く浅く俯瞰するのにおすすめ。
小説的思考のススメ: 「気になる部分」だらけの日本文学

日本文学を俯瞰するなら、この本がおすすめ。
以下の有名作品を解説してくれます。
- 太宰治「斜陽」
- 夏目漱石「明暗」
- 辻原登「家族写真」
- よしもとばなな「キッチン」
- 絲山秋子「袋小路の男」
- 吉田修一「悪人」
- 志賀直哉「流行感冒」
- 佐伯一麦「行人塚」
- 大江健三郎「美しいアナベル・リイ」
- 古井由吉「妻隠」
- 小島信夫「抱擁家族」
作品の「内容」というよりは、「読み方」を教えてくれる本でとても面白い。
世界文学を1冊だけ読むなら
先に紹介した本を読むことで、世界文学を俯瞰することが出来る。
まずは全体像を把握したうえで、気になる本に手を出していけばよい。
カラマーゾフの兄弟

世界文学の中で一冊だけ選ぶなら、カラマーゾフの兄弟がおすすめ。
世界文学の中でも頭一つとびぬけた存在で、様々な作家に影響を与えた名作。
個人的には光文社の翻訳が読みやすくておすすめ。
最後に
最後に世界の十大小説と呼ばれているものを紹介する。
全て読むのは非常に大変だが、意欲のある人は挑戦しても良い。
- トムジョーンズ
- 高慢と偏見
- 赤と黒
- ゴリオ爺さん
- デイヴィッド・コパフィールド
- ボヴァリー夫人
- 白鯨
- 嵐が丘
- カラマーゾフの兄弟
- 戦争と平和
読むべき本を1冊だけ選ぶならカラマーゾフの兄弟だが、読みやすいのはデイヴィッド・コパフィールドだと思う。