<結論>
高校の授業のみで京大に受かる気がしないのは普通です。
<こんな方の悩みを解決する記事です>
- 京大の過去問が難しすぎて受かる気がしない
- 京大入試の科目別難易度が知りたい
- 普通の進学校からでも合格できるのか知りたい

- 独学で京大に現役合格
- 京大院卒の研究者
- 専門書1000冊読破
- 国家資格を多数取得
京大の受験勉強方法は以下の記事で解説しています。
京大に受かる気がしないのは普通です
あなたの高校の京大進学実績(もしくは東大進学実績)を調べてみてください。ホームページなどに載っていると思います。1年間で10人にも満たない程度の合格者数であれば要注意です。
高校のテストでどれだけ点数が取れたとしても、東大や京大といった超難関大学の入試問題には太刀打ちできません。
私の高校は京大合格者が一人もいませんでしたが、学校の成績が上位だった私は京大を目指すことにしました。そして京大の過去問に手を出しました。
1問も解ける気がしない。。。
ただただ絶望しました。学校の授業やテストは何だったんだよ。。。これだったら学校の授業には出ずに自分で京大対策の勉強をした方がよっぽどましだと思い、学校の授業に対する信頼を失ってしまいました。
私は結果的に京大に現役合格しましたが、決して恵まれた境遇ではなかったと思います。高校には片道1時間の自転車通学でしたし、塾に通うお金もなかったです(田舎に住んでいたのでそもそも塾がなかった)。
高校の授業だけでは受かる気がしないです(科目別に解説)
京大英語
京大英語は①長文読解(英語を日本語に直す)と②英作文(日本語を英語に直す)が大部分を占めるシンプルな問題構成ですが、その難易度は全大学中トップクラスです。京大英語をある程度理解できる英語力があれば、共通一次試験の英語は特別な対策をせずとも高得点が取れます(というかほとんどの大学の二次試験でも高得点をとれます笑)。
①長文読解はお堅い内容の文章が出題されます。正直、日本語訳を読んでも意味が分からないことがあります(笑)。そして知らない単語が沢山出てきます。知らない単語がその文章のキーワードだった暁には。。。はい壊滅します。京大英語はネイティブの人が読んでも非常に読みにくいらしいです。
また英語をそのまま訳しても意味の通らない日本語になることがあります。そんな時は意味の通る日本語に直す必要があります。
②英作文は普段使わないような日本語を英語に直さなくてはならず非常に難しいです。簡単な日本語を英語に直すだけでも難しいのに。。。英作文は答えが一つではないので非常に勉強しずらい科目です。私も英作文はあまり点数が取れませんでした。
学校の授業で学ぶ英単語では全然足りないし、英作文の勉強時間が足りない(一人一人の英作文を添削する時間がない)
高校の授業でどれだけいい点数が取れても、京大英語を見ると受かる気がしないのは当然です。
京大数学
大問6問のシンプルな問題構成ですが、このシンプルさが京大数学の難しさです。普通数学は小問がいくつか用意されており、小問は次の小問を解くためのヒントになっていることが多いです。しかし京大数学は小問がほとんどないので、ヒントなしで解かなければなりません。
1問30点くらいあるので、ケアレスミスで答えを間違えると一気に点数が引かれます。本番は1回しかないので非常に怖い試験ですね。
内容ですが、確率問題や整数問題など、その場で考えなければ解けない問題が出題されます。数学は一種の暗記科目で、典型問題の解き方(パターン)を覚えておけば大抵の大学入試問題は対応できるはずなのですが、京大数学は違います。
特に整数問題は高校でほとんど習わないのに、毎年のように出題されます。ひどすぎですよね。。
因みに京大数学の勉強をしておけば共通一次試験は余裕です。ただ共通一次試験の点数は考慮されない学部が多いので意味ないですが。私の高校は共通一次試験対策に力を入れていたので、ある意味的外れな努力をさせられました。
京大国語
理系なのに国語が出題されます(東大も一緒ですが)。解答用紙は四角い箱がいくつかあって、自由記述する必要があります(●●文字で抜き出せみたいな答えやすい問題がありません)。
国語は勉強方法が良く分からないのであまり気にしなくていいです。配点も低いですし。なんとなく書いておけば部分点くらいはもらえると思います。
学校の授業は決められた作品をじっくり読んでいくスタイルなので、初見の物語に対応する力が付きにくいです、何とかならないものでしょうか。。
京大国語で高得点を取ったという話を聞いたことがないので、ある意味最も難しい科目かもしれません(笑)
京大化学/京大物理
知らない物質や知らない現象が普通に出てきます(笑)。ただし高校化学や高校物理の基礎を理解していればその場で答えを導き出せるようになっています。しかし本番1回の試験で見たことない問題が出てくると焦りますよね。。
化学や物理は学校の進度が遅いことが多く、全科目を習い終えてから入試までの期間が短くなりがちです。
高校3年生の秋ごろになると京大模試などがありますが、私の高校ではまだ化学や物理の授業が終わっていませんでした。当然模試で点数が取れるはずがありません。それで結果が悪かったとして、京大を受験するか判断に迷いますよね。
とはいうものの、京大入試科目のなかでは比較的点数の取りやすい科目だと思います。
それでも京大に合格したい人へ
京大に受かる気がしない理由を紹介しました。高校に通ってただ授業をまじめに受けているだけで合格できる大学ではありません。
ですが、進学校や進学塾に通わなくても合格する方法があります。私も実際に独学で現役合格しました。私が頼りにしたのは、本屋さんに並んでいる参考書でした。いろんな本屋さんをはしごして、ほぼ全ての参考書に目を通しました。時には都会の本屋さんに遠征したのはいい思い出です。
そんな参考書オタクの私が実際に使用した参考書は以下の記事で紹介しています。超難関試験にチャレンジするあなたを応援しています。