<こんな方の悩みを解決する記事です>
- 大学で学ぶ電磁気学のおすすめ教科書を知りたい
- 京大で使用した教科書を知りたい

- 独学で京大に現役合格
- 京大院卒の研究者
- 専門書1000冊読破
- 国家資格を多数取得
電磁気学を学ぶ際の心構え
力学を学び終えた学生が次につまずくポイントが、この電磁気学です。
力学を学び終えて物理学の考え方に慣れたはずなのですが、電磁気学でまたつまずきます。
高校でも電磁気学を学びますが、大学の電磁気学はとても難しく感じるのです。
その理由の一つが、数学力の不足です。
別の記事で、力学を学ぶためには微分積分学と微分方程式の知識が必要であると紹介しました。
電磁気学ではさらにベクトル解析の知識が必要になってきます。
このベクトル解析がまた難しいんですよね。
物理学を学ぶための数学入門書は以下で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

物理学って本当に敷居が高い学問だなぁと思います。
最初に学ぶ力学と電磁気学を学ぶために、色々な数学を学ばなければいけないのですから。
しかしここを乗り越えれば、物理学の世界が開けてきます。
時間がかかっても全然OKなので、焦らずじっくり取り組みましょう。
電磁気学のおすすめ教科書
電磁気学には以下の分野があります。
- 光学
電磁気学キャンパス・ゼミ
毎度おなじみのキャンパス・ゼミシリーズです。
初学者はこの本から入っていきましょう。
演習も忘れずに。
電磁気学(物理テキストシリーズ)
京大の全学共通科目で使用する教科書です。
分量もほどほどで、内容は充実している。
非常におすすめの教科書です。
物理テキストシリーズは良い本が多いですね。
電磁気学 (物理入門コース 新装版)


京大の全学共通科目で使用する参考書です。
とても丁寧に書かれていてわかりやすいです。
デメリットを挙げるとするなら、2冊に分かれていることかな。
電磁気学 (基礎物理学)
京大の全学共通科目で使用する参考書です。
内容がコンパクトにまとまった本です。
好みが分かれるかもしれません。
基幹講座 物理学 電磁気学
京大理学部で使用する教科書です。
2冊目以降に読むと、この本の素晴らしさを感じることが出来ます。
基幹講座シリーズは名著が多いので、他の分野と合わせて読むのもアリです。
電磁気学の基礎
京大理学部で使用する参考書です。
電磁気学の歴史的経緯から詳細に学べる辞書みたいな本です。
ファインマン物理学


京大理学部で使用する参考書です。
ファインマン独自の視点から電磁気学を解説してくれます。
数式が少なく、言葉で物理学を説明してくれる本です。
気に入れば、電磁気学以外の分野も読んで欲しいです。
Classical Electrodynamics
京大理学部で使用する参考書です。
電磁気学の基礎を詳細に説明してくれる名著です。
理論電磁気学
京大理学部で使用する参考書です。
先ほど紹介した「電磁気学(物理テキストシリーズ)」と同じ著者が書かれたものです。
電磁気学の名著として知られています。
レベルの高い教科書なので、先に紹介した教科書を理解した後に読むことをお勧めします。
電磁気学を新たな視点から捉えなおすことが出来ます。
マクスウェル方程式から始める 電磁気学

京大理学部で使用する参考書です。
一般的な電磁気学の教科書では、順を追ってマクスウェル方程式を導出します。
しかしこの本はマクスウェル方程式から様々な式を導いていく形式です。
先に紹介した理論電磁気学も同様な流れになります。
2冊目以降にそのような流れの本を読んでおくと、電磁気学をより深く学べます。
詳解電磁気学演習
京大の全学共通科目で使用する参考書です。有名な電磁気学の演習書です。
電磁気学は難しい分野なので、演習問題もきっちりこなして理解を深めておきましょう。
大学院入試対策にも使えます。
光学のおすすめ教科書
光学では電磁場のうち光学領域の波長域を扱います。
物理学の中では影が薄い分野かもしれませんが、光工学や光エレクトロニクスなど応用分野が広いので学んでおいて損はないです。
以下の記事を参照ください。
最後に
電磁気学のおすすめ教科書を紹介しました。
電磁気学は物理学の基礎科目なので、時間をかけてじっくりと学んでおきましょう。
電磁気学以外の物理学分野については、以下の記事で解説しています。
この記事を最後までご覧下さりありがとうございました。