半導体のおすすめ教科書【京都大学で使用したもの】

物理学

<こんな方の悩みを解決する記事です>

  • 半導体のおすすめ教科書を探している
  • 京大で使用する教科書を知りたい

<この記事について>

京大工学部卒で現在は固体物理学を専門とする私が、半導体を学ぶために使用した教科書を紹介します。専門性が高い分野ではありますが、半導体は私たちの身の回りに溢れています。ぜひ専門外の方にも学んでもらいたい内容です。

くんたらす
くんたらす
  • 独学で京大に現役合格
  • 京大院卒の研究者
  • 専門書1000冊読破
  • 国家資格を多数取得

物理学のおすすめ教科書は以下の記事で解説しています。

電機電子工学のおすすめ教科書は以下の記事で解説しています。

半導体を学ぶ際の心構え

半導体は固体物理学の一分野になります。

なので固体物理学の教科書にも記載されています。

固体物理学の教科書については以下の記事を参照ください。

多くの方にとっては、固体物理学の教科書に書かれた半導体の内容を理解できれば十分でしょう。

しかし以下のような方には、半導体の専門書をおすすめします。

  • 固体物理学の教科書に書かれた半導体の内容が理解できなかった
  • 半導体についてより深く学びたい

半導体は電化製品に組み込まれており、私たちの生活になくてはならないものです。

エレクトロニクス関係を専門とする方にもぜひ学んでもらいたい内容です。

半導体のおすすめ教科書

半導体工学:半導体物性の基礎

京大工学部で使用する参考書です。

個人的に一押しの教科書です。

半導体物性の基礎からしっかりと学べます。

半導体を専門としない方にもおすすめできる本です。

半導体工学

著:松波 弘之
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京大工学部で使用する教科書です。

特に応用面に重点がおかれています。

先に紹介した本と合わせて読んでおくのもおすすめです。

半導体デバイスー基礎理論とプロセス技術

半導体の本格的な教科書です。

半導体に関するありとあらゆる内容が網羅されています。

学術的な内容だけでなく、技術的な内容も豊富です。

半導体の研究者、もしくは企業で半導体を取り扱う技術者にもお勧めです。

しかし非常に分厚い教科書なので、読破するのは骨が折れます。

半導体の辞書として手元に置いておくと良いでしょう。

Physics of Semiconductor Devices

Wiley
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京大工学部で使用する参考書です。

半導体に関する名著でありバイブル的な本です。

半導体に関わるなら持っておいて損はないです。

Fundamentals of Semiconductors

京大工学部で使用する参考書です。

半導体に関する標準的な本です。

半導体の物理

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京大工学部で使用する参考書です。

半導体を物理学の側面から学ぶことが出来る非常に貴重な教科書です。

半導体に関する学術書って意外に少ないんですよね。

先に紹介した半導体の教科書は工学的(実務的)な側面もありますし。

最後に

半導体のおすすめ教科書を紹介しました。

半導体を専門とする方であれば、この記事で紹介した全3冊全て手元に置いておくのもありです。

各教科書に特徴があり、上手く使い分けることが出来ます。

半導体以外の物理学分野は以下の記事にまとめています。ぜひ参照ください。

この記事を最後までご覧下さりありがとうございました。

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