【体験談】ピアノ教本の進め方【大人初心者が独学してみた】

芸術学

<結論>

私が使用したピアノ教本とその感想を紹介!

<こんな方の悩みを解決する記事です>

  • お金や時間の都合でピアノレッスンに通えない
  • 初心者が独学でピアノを始める際、どの教本を使って練習したら良いか分からない

<この記事について>

私は27歳でピアノを始め、およそ1-2年が経過しました。ピアノレッスンに通うお金や時間がもったいないと思い、独学で練習しました。初心者はどの教本を使って練習すれば良いか分からないですよね。私の経験談を交えて、おすすめの教本を紹介していきます。

私がピアノを始める際に悩んだ点は以下の通りです。

  • どのピアノを買えば良いか分からない
  • 大人になってから始めても上達できるの?
  • どのピアノ教本で練習すれば良いの?
  • 練習時間はどれくらい確保すれば良いの?

以下の記事に私の体験談をまとめていますので、併せてご覧ください。

この記事ではピアノ教本の話について書いていきます。

はじめに

大人になってからピアノを独学で練習し、今では大抵の曲が弾けるようになりました。

最初は弾けるわけないと感じていた「ショパンエチュード」も弾いています。

これまでに様々なピアノ教本に手を出してきたので、感想を書き連ねました。

結論として、おすすめピアノ教本の進め方も書いていますので参考にしてください。

私が使用したピアノ教本と感想

私は「ピアノ教本 おすすめ」といったワードでweb検索して、ピアノ教本を選んでいきました。

ピアノ教本には大きく分けて3種類あります。

  1. テクニック本(ピアノ技術を向上させるもの)
  2. 練習曲集(ピアノ技術を向上させつつ、曲っぽさがあるもの)
  3. 曲集(ピアノ曲集)

これらをサッカーで例えると、以下のような具合でしょうか。

  1. リフティングやシュート練習
  2. 練習試合
  3. 本番の試合

ピアノを上達させるためには1~3のピアノ教本をまんべんなく学ぶ必要があります。

以下、私が実際に使用した教本や断念した教本について紹介していきます。

バーナムピアノテクニック

テクニック本です。

ピアノ初心者はテクニック本から始めるのがお勧めです。

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あるサイトでお勧めされていたので、全部やりました。

上から下にいくにつれて難易度が上がっていきます。

最初の方は簡単すぎるのですが、初心者は上から順にやればよいでしょう。

テクニック本なので曲としての楽しさはないですが、なぜか楽しいです。

例えるなら、RPGゲームでひたすらレベル上げをしている感じでしょうか。

単純作業なのですが、ピアノを弾いてる感が味わえました。

バーナムをひたすらやると、指がすらすらと動くようになります

ピアニストって指がすらすら動いて凄いなと感じますよね。

この本をやると、知らないうちに自分もその領域に近づけます。

非常にお勧めの教本なのですが、今振り返ると以下の欠点があります。

  • 冊数が多すぎる

全6冊ですからね。。。少し面倒くさい。

  • どれだけやれば次の教本に進んでよいか分からない

次の教本に進むタイミングって難しいですよね。

ピアノレッスンに通っていれば、先生が合格不合格を出してくれます。

しかし独学だといつ合格したのか分かりません。

私はその曲をノーミスで指定された速度で弾けたら合格と決めていました。

ですがバーナムには指定速度が書かれていないんです。。

どの速さで弾けば合格なのか分からない。。。

個人的にテクニック本を1冊だけ選ぶなら、バーナムよりもハノンをお勧めします(後ほど紹介)。

トンプソンピアノ教本

練習曲集です(曲集としても使える)。

短い曲がたくさん入っています。

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こちらもネットでおすすめされていたのでやりました。

上から順に難易度が上がりますが、私は上から4つ目までで断念しました(理由は後ほど)。

先に紹介したバーナムが1冊終われば、トンプソンを1冊やるといった具合で進めました(最後の方はバーナムばかりやっていましたが。。)。

一曲一曲が短いので、次々と色んな曲を弾いて楽しめます。

ですが、今振り返ると自分には合いませんでした。理由は以下の通りです。

  • 冊数が多すぎる

バーナムと同じですが、全6冊あって面倒くさい。

  • 練習曲っぽくない

この教本には短い曲が沢山入っていますが、中には知ってる曲も含まれています。

なのでこの教本が「練習曲集」なのか「曲集」なのか分からなくなりました。

今振り返ると、練習曲集ならもっといい本がありますし、曲集なら自分の好きな曲を選んで弾いた方が楽しいです。

因みにピアノ初心者にとっては、この教本に入っている曲はほとんど知らない曲だと思います。

色々と中途半端な教本でもあるんですよね。。。

  • どれだけやれば次の教本に進んでよいか分からない

バーナムの所でも書きましたが、独学だと次の曲に進むタイミングが分からないです。

私はその曲をノーミスで指定された速度で弾けたら合格と決めていました。

ですがトンプソンには指定速度が書かれていないんです。。

どの速さで弾けば合格なのか分からない。。。

上記のような理由から、私はこの教本を途中で断念しました。

ですが色んな曲を弾くので楽譜を読む力が付きました。

もちろんやって損はありません。

個人的に練習曲集を選ぶなら、トンプソンよりもチェルニーをお勧めします(後ほど紹介)。

ピアノの練習abc

音楽之友社
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練習曲集です。

この本はとても良かった。

しっかりとした練習曲で、レベルも分量も程よいです。

そして楽譜が大きいので見やすいのもGood!

著:安川加壽子
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「ピアノの練習abc」の続編です。

速度が上がり、一気に難しくなった印象です。

この教本が終わると、チェルニー30番に進むそうです。

ジャズピアノ曲集に手を出す

ある時ふと、楽譜を読むことに疲れました。

そんな時にYoutubeでジャズピアノの動画を見ました。

ジャズピアノでは即興演奏というのがあって、楽譜を見ずにその場で作曲して演奏します。

楽譜を読みたくなかった私はジャズピアノに挑戦することにしました。

ジャズピアノに興味があれば、以下の記事が参考になります。

ハノンピアノ教本

ジャズピアノを練習したあと、半年ほどピアノを弾くのをやめました。

そして体力と気力を回復し、改めてピアノを再開しました。

そして有名なハノンピアノ教本を始めました。

こちらはテクニック本です。

何か1冊テクニック本を選ぶなら、この本をお勧めします。

その理由は以下の通りです。

  • 有名なテクニック本

ピアニストは全員持っていると言われるくらい有名な本です。

この教本をやっておけば間違いないという安心感があります。

  • 一冊にまとまっている

同じテクニック本であるバーナムは6冊に分かれていて面倒くさい感がありましたが、こちらは1冊にまとまっていてすっきりしています。

いちいちピアノ教本を取り換える手間がかかりません。

  • 内容が整理されていてわかりやすい

ハノンピアノ教本では、「この練習をすればこの技術が得られますよ」といった内容が分かりやすく整理されています。

バーナムだと「何故この練習をしているのか」分からず、ただひたすら弾いている感じでした。

またバーナムだと6冊に分かれている都合上、1巻でやった練習と同じようなものが2巻でも出てきたりして混乱しました。

ハノンピアノ教本は非常によく整理されていてGoodです。

  • 指定速度が記載されている

バーナムでは指定速度が記載されておらず、どの速さで弾けば良いのかわかりませんでした。

しかしハノンピアノ教本では指定速度が記載されています。

「この指定速度でミス無く弾ければ次に進もう」といった具合に、独学でも練習しやすかったです。

ツェルニー練習曲

有名どころの教本はいいなぁと感じた私は、ハノン同様に超有名なツェルニー練習曲集をやりました。

練習曲集です。

上から順に難易度が上がりますが、私は30番から初めて50番前半でやめました。

100番から始めるのも全然ありだと思います。

私が練習曲集を一冊選ぶなら、ツェルニー30番をお勧めします。

その理由は以下の通りです。

  • 有名な練習曲集

ハノン同様にピアニストであれば全員が持っていると言われる本です。

Youtubeになどにも演奏動画が沢山上がっているので、参考にすることが出来ます。

  • 速度指定がある

同じ練習曲集のトンプソンには速度指定がありませんでしたが、ツェルニーには速度指定があります。

「この指定速度でミス無く弾ければ次に進もう」といった具合に、独学でも練習しやすかったです。

しかし注意点があります。

ツェルニーの指定速度はめちゃくちゃ早いです。

私はツェルニー30番の15曲くらいまでは指定速度で頑張りました。

しかしかなり大変なので途中で断念しました。

結局ツェルニー30番の途中からツェルニー50番の前半までは、自分の弾ける速度で弾きました。

今振り返ると、ツェルニー30番だけ良かったのかもしれません。

バッハ インベンションとシンフォニア

練習曲集としても曲集としても使える名著。

曲数も程よく、全て異なる調性で書かれているので練習効果が高いです。

おすすめです。

結局どの順番でやるのがおすすめ?

様々なピアノ教本を試してきましたが、無駄な練習もしてきた気がします。

今過去に戻ってやりなおすなら、以下の順序で進めます。

①ハノンピアノ教本

②ピアノの練習abc

③ピアノの練習ラジリテー

④ツェルニー30番練習曲

⑤バッハ インベンションとシンフォニア

⑥好きな曲を好きなだけ弾く

しかし一つの曲集を最後までやり通すのは努力と根気が必要です。

面倒であれば、②③⑤は飛ばしてもいいです。①と④だけは必ずやりましょう。

また時々好きな曲を探して弾くことで、気分転換するのがおすすめです。

「ぷりんと楽譜」なら、1曲単位で楽譜を購入出来ておすすめです。

公式サイト:ぷりんと楽譜

先生に習う

近くにピアノ教室があるなら、最初だけでも通ってみると上達が早いと思います。

他にもオンラインレッスンという選択肢もあります。

無料体験だけでもいいかもしれません。

公式サイト:リモオト

ある程度ピアノに慣れたら、一人でも練習できるようになります。

最後に

私が使用したピアノ教本を紹介しました。

現在は自分の好きな曲を弾いてピアノを楽しんでいます。

この記事を最後までご覧くださりありがとうございました。

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